バラ・フラゴナール挿し木に失敗|6つの可能性

バラを増やす

バラ・フラゴナールを9月17日に挿し木をしてから、本日で8日目。残念ながら、3つのさし穂、全ての葉が黄色くなったので、挿し穂を全て断念しました。

▼前回の記事
>>バラのさし木に適した穂木が無い|枝から生えた葉の角度は重要

全ての挿し穂が黄化|挿し木開始〜8日目

まずは挿し木開始から断念した日までを画像でご紹介。

▼挿し木開始当日

画像、手前、2つのポットです。奥は前回の挿し木。

▼挿し木開始から6日後

▼挿し木開始から7日後

もう一つの方の黄化は今のところ見られません。

▼挿し木開始から8日後

こちらも葉が黄色くなってしまったので、二つとも諦めることに。こうなったら、もうダメなので。

なぜ秋バラの挿し木が失敗したのか?振り返ってみた

1. 挿し木に適した穂木を使ってない

バラ栽培の本で紹介される様な、挿し木に最適な穂木が用意できなかったのかも知れません。

  • 病気が出てない、健康なものを選ぶ
  • 開花中か、つぼみがほころびかけた枝
  • 太い枝よりも、直径2~5mmくらで充実した枝
  • 若くてやわらかい枝は発根しにくい
  • 果実をつけた枝も発根しにくい

これらに関しては、まだ挿し木経験が浅いわたしにとっては判断しかねます。

前回、7月に同じフラゴナールの挿し木のときに使った穂木は開花中ではありません。なのに2ヶ月以上生存している。そして今回は、開花中の穂木をつかいました。成功の確率を上げたつもりでしたが・・

2. 土に刺した穂木を何度も抜き差ししてしまった

今回、挿し木として使った挿し穂の形状が理想的ではなく、うまく土に刺さらなく、何度も土から枝を抜き差ししています。もしかしたら、挿し穂(枝)の切り口を傷つけてしまった可能性もある様な気もします。

3. 刺した枝と土が密着してない

いくら土へ毎日、水をかけたり、鉢皿に水を溜めておいても、肝心の枝と土が密着してなければ、挿し穂は水を吸えません。なので土に枝を刺した後、枝と土をギュッと密着させるため、水で圧力を加えることが必要です。

ところが今回、挿し穂の葉が枝に対して下向きだったので、土に対して枝を斜めにさしました。そのせいで、葉が傘になり邪魔をして、枝を刺した土に水をたっぷりかけることが出来ませんでした。挿し木当日から少し心残りがありました。

4. 挿し木当日〜数日間台風

挿し木当日から数日間、台風の影響で、それまでの秋の涼しい気候から、一気に夏へと変わり日中は30℃。そして挿し木は20℃〜25℃が適期。家の中で一番、気温が低い玄関でしたが、モワッとする暑さがありました。

5. 環境がよくない

挿し木に限らず、植物が本来的に好む環境は屋外です。わたしは庭木や観葉植物を挿し木したことがありますが、部屋の中で弱っていても、外に置くと、成長もよく、葉の色も鮮やかに戻ります。バラの挿し木は直射日光や強風を避け、雨が当たらない場所がよいそうですが、現時点において我が家に、その環境はありません。

6. そもそも挿し木に適した品種じゃない

そもそも挿し木に適した品種じゃないことも考えられます。

上の画像は今回挿し木に使った同じフラゴナールです。同年の7月中旬に挿し木しています。挿し木開始から2ヶ月13日経ちましたが、残念ながら、この挿し木もおそらくダメになると思われます。なので、もしかしたら挿し木に不向きなのでは?と思った次第です。

いまのところ未知数ではありますが、これから毎年、色々なバラを挿し木していくつもりなので、経験値を積むことで解るかと思います。

失敗を糧に|次回はどうする?

今回は、バラ栽培の本を参考に挿し木してみました。さきほど書いた様に、著者の教え通りではなかったのかも知れませんが、全く違ったとも思えません。

実は、わたしの知り合いに、バラの挿し木を成功させた人がいます。その人にバラの挿し木の方法を事前に聞いていました。すると、今回の方法との違いは、「葉を全部半分に切る」ことでした。葉の面積が広いと、それだけ水分は蒸散してしまうので、葉を小さくさせるのでしょう。ネットを調べても、同じ様に、葉を半分に切る人もいるようです。次回は葉を半分に切るバージョンも追加しながら、再挑戦したいです。

今日のMEMO

今回も残念な結果となりましたが、めげずにチャレンジし、挿し木経験を積んでいこうと思います。

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