夏のバラの葉が黄色く枯れてから秋に再生

秋のお手入れ

バラは夏の猛暑で葉が枯れてしまい、休眠状態になることがあります。今回わたしが育てるバラの1つも成長が止まりました。ところがその後、無事に芽吹きを発見。なので諦めずに管理していきましょう。

夏バテしたバラを対処した結果

夏バテしたバラの葉

今回、夏バテしたと思われるバラを購入したのは5月上旬のこと。鉢を置いた環境は、床が石張りで、コンクリート塀の側駐車場。2022年は記録的猛暑に見舞われました。そのせいか、6月下旬には、当バラの葉の色が黄色く枯れてしまうことに。その対処として、まず家の壁際にまくら木を置いた上にバラの鉢を移動。それでも新芽は出ず。

>>鉢植えのバラを石張りの床に置くのは危険

8月上旬。次の対処として今度は、土の地面の場所へと移動。さらに暑さから根を守るため、6号鉢から8号鉢に鉢増し、まくら木を使って鉢を日差しからガード。その結果もむなしく、益々葉は枯れていき、葉の数も減り、完全に休眠期状態。9月に入っても相変わらずでした。

>>バラの葉が黄色いのは夏バテ?|大きな鉢の中に入れてみた

夏バテで休眠したバラは9月に芽吹く

ところが連日の猛暑も落ち着いた9月9日のこと。何気に当バラを観察すると、芽吹きを発見。見事に復活を遂げました。

残った葉が光合成をしていたのか?はわかりませんが、念の為、残して置きました。

枝の先端の葉のつけ根から新たに芽が出てきました。これには感動です。

芽吹き出したら成長は早い|翌日の様子

新芽を見つけた翌日に様子を確認してみると、思いのほか、成長の早さに驚いてしまいます。

黄色く枯れた葉を全て除去|伝染病のリスクも回避

黄色く枯れた葉の原因が、間違えなく夏バテではなく、病原菌などによるものも、可能性としてある気もします。このまま葉を残した場合、もしかすると新芽に影響が出るかも知れません。新芽も生えてきたことだし、もう用済みと考え、古い葉は全て除去します。

枯れた古い葉を取り除く|2022/09/15

▼ビフォー

新芽を見つけてから6日が経過。早くも1つの枝先が3つに分かれました。

▼アフター

芽吹きを見つけた当初は新芽は2つでしたが4つに増えました。まだ芽吹いてない枝があるので、おそらく次々と芽吹くことでしょう。

なぜ枯れたと思われるバラが芽吹いたのか?

バラが過ごしやすい気温を調べると以下の通りです。

昼の気温適温23〜25℃
夜の気温適温16〜19℃

そしてわたしが暮らす地域の本日の気候。

9月に入ると、日中の最高気温も30度を下回り、朝方は肌寒いほど。一気に気候は秋へと変わりました。新芽が出たのは、おそらく気温が下がったことが要因だと思われます。

バラの夏バテ対策の「鉢増し」は必要だったのか?

今回わたしが行った夏バテ対策の鉢増しは必要だったのでしょうか。答えは分かりませんが、もし鉢増しをしなくても、気温が下がる時期になれば、自然と新芽は生えてきたと思います。ですが、「新芽が生える=根が張る」ので、前もって根が広がりやすい環境を整えて置く方が効率がいいし、根が伸びる時期に根をいじるのは、出来れば避けた方が無難です。

芽吹いたら消毒|薬剤散布で害虫・病気からバラを守る

バラの薬剤

新芽が出たら害虫と病気対策として薬剤散布で消毒するのがセオリーになっています。当バラの鉢植えは、土にまいて根から薬効成分を吸収する薬と、スプレータイプの消毒薬を吹きかけています。わたしが使ったコレらの薬は、年間使用回数が限られています。そんな時は、制限がない薬を使って病害虫からバラを守るとよいそうです。

>>バラの病気と害虫予防「ベニカXガード粒剤」使ってみた

今日のMEMO

やはり植物を育てる場所は、土の地面の上が最適でした。ここ最近は日本でも気温が異常に高くなり、バラが育ちにくい環境へと変わりつつあります。気候の変化に合わせた栽培法へと変えていく必要がある。来年は、もっとシビアにバラ管理をしようと思いました。

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