今年鉢上げしたつるバラを一輪だけ花を咲かせてみた

夏のお手入れ

今年の早春に鉢上げしたつるバラを、7月に入ってから初めて花を咲かせました。その理由・花がら切りの場所・ビフォーアフター・切った花の扱いなどを書きました。

バラを鉢上げした年はつぼみをピンチする

バラの新苗と同様に、鉢上げしたバラもつぼみをピンチして、花芽を摘み取るとよいそうです。理由は、鉢上げした株の根が未発達だから。知っての通りバラは花を咲かすことに大量のエネルギーを使います。なのでまずは株を充実させるためにも、花を咲かせない様に育てます。

そうはいっても、綺麗なバラが咲く光景を見たいのが心情ですよね。一輪だけ花を咲かせても、かぶへの負担はそれほどではない気もするので咲かせることにしました。

つるバラ(羽衣)の開花

いまわたしが育てるつるバラは「羽衣」という名前です。同年の2月下旬に、地植えしてある状態から、15号鉢に植え替えました。

>>2月下旬『つるバラ』を鉢上げしたい|伸びた根は切っても大丈夫だった

花びらは薄いピンク色ですが、中心部は濃いピンク色が特徴でしょうか。がまだ八分咲きだと思います。

花がら切りはどの位置で切ろうか?

次の花を咲かすための剪定

花がら切りをする枝の位置は2パターンあるそうです。

  • 数個の花を房ごと切る
  • 花をひとつずつ切る

そしてバラの枝をピンチする場所のセオリーは、3枚葉ではなく5枚葉の上です。今の時期は7月上旬なので、去年からある太い枝から今年伸びた枝と、花との間の真ん中の5枚葉付近を切る。あるいは、咲いた花と枝分かれした房の真ん中で切るなど方法は色々。

さらに8月に入ってからの花がら切りは「花首の下」で切る。理由は8月〜9月上旬に夏剪定を控えているため、枝を長めに残して置く必要があるそうです。でも今回は鉢上げした年。

今季は花を咲かす目的じゃない

今回わたしはつるバラの花がら切りは初めて。花がら切りについて、バラ栽培の書籍やネットの情報で調べて何となく理解しましたが、あえて変な剪定をしてみることに。理由は、その後どうなるのか?を知るため。

そして夏剪定を控えている時期もあり、深く切り詰めない方がいいと思い、枝は穂先から浅い位置で切ればいいので、あえて変な部分をピンチすることにしました。

こんな切り方をすると、どの場所から新芽が出てくるのでしょう。興味深いです。

つるバラ(羽衣)|2月下旬・7月上旬ビフォーアフター

当つるバラを鉢上げしてからこの記事を書く時点で4ヶ月と15日が経過しています。

つるバラ鉢上げ
鉢上げ当時の画像
鉢上げから4ヶ月半の様子

すっかり枝も伸びて葉の数も増えましたね。

わたしはこの年にバラ栽培を本格的に始めました。新苗の方はバラ栽培の教科書を参考に、栄養が少ない用土を使ってバラを育てる最中です。でも当つるバラは、それ以前に鉢上げしたので、栄養豊富なブレンド用土を使っています。生育はこれといって病気もなく順調です。

切った花がらの使い道|小さな花瓶に生ける

咲いたバラの花はまだ満開ではなかったこともあり、水を入れた小さな花瓶に花を生けて、その後の様子を見ることに。

花がら切り当日
花がら切りの翌日

花びらは奥に隠されていた様です。残されたエネルギーを使って花びらが開きました。

今日のMEMO

バラの花がら切りについて、バラの教本やネットで情報を見て知っていても、いざやってみると、どの部分を切るのか?は迷います。「百聞は一見にしかず」といいますが、失敗しながらも、実際に手を出してみることこそが学びだと思いました。

関連記事一覧