バラの葉が黄色いのは夏バテ?|大きな鉢の中に入れてみた

バラの葉が黄変したまま回復しないと心配ですよね。今回わたしが育てるフリュイテというバラが6月に入ってから葉が黄色く黒ずみました。その理由を考えてみると、暑さによる夏バテではないかと推測。なので暑さ対策をしてみることにします。
7月下旬〜8月上旬の出来ごとです。
葉が黄色い理由を探る

バラの葉が黄色くなる理由は様々。そのバラが夏バテによるものなのか?をまずは探してみましょう。
- 水不足による水切れ
- 水のやり過ぎによる根腐れ
- 黒星病(黒点病)
- ハダニの被害
- 肥料焼け
- 肥料不足
- 株の異常
- 冬の休眠期の自然現象
- 高温障害
調べると9つありました。これらを一つづつ潰していき、残ったものが答えになりそうです。
原因を一つづつ確認
- 水不足による水切れ

水は、土の乾き具合を確認しながら与えました。そして同じ環境で育てる他のバラの苗は生き生きしています。
- 水のやり過ぎによる根腐れ

今回夏バテと思われるフリュイテは、水はけが悪い土なので、他のバラよりも、水やりの数を減らしました。それでもなかなか土は乾きにくいようです。
- 黒星病(黒点病)
画像を見ての通り、黄変した葉の一部が黒ずんでいる葉もあるので、黒点病の疑いも捨てがたいです。とはいっても、定期的に薬剤散布はしてます。
- ハダニの被害

当鉢は、他の元気なバラと密着させて置いていますが、ハダニの伝染はありません。そしてハダニの侵食にあうと最後には、蜘蛛の糸が張ったようになるそうなので、これも違う気がします。
- 肥料焼け

当バラを鉢増しする際に使ったバラの用土は、養分は少な目に作りました。一緒に鉢増しした他のバラは元気です。
- 株の異常
何らかの原因によって株に異常をきたしている可能性もありそうです。
- 冬の休眠期の自然現象
今現在は夏なので、これは除外です。
- 高温障害


そうなると、やはり高温障害だと推測できます。というのは、石張りの床からまくらぎの床の場所へと移動した後、他のバラたちの葉が黄色く枯れることがなくなったからです。もしかしたら当バラは、暑さに弱い品種なのかも知れません。そんな訳で今の時点での結論は、高温障害による夏バテと仮定しました。
つかう鉢を3倍のサイズにする理由
外の熱から根を守る
3倍といいましたがその理由は、夏バテ鉢を入れる鉢との間に、土などの緩衝材を入れることで、中に入れた鉢を熱から守るれるから。なのでなるべく隙間が広い方が、外側の鉢から熱が伝わりにくくなるからです。
バラを鉢で育てるなら8号鉢は必要
今回夏バテしたバラの鉢のサイズは5号鉢なので、それよりも3つ大きな8号鉢を使います。それにはもひとつ理由がありまして、結局は将来的に8号鉢へと鉢増しするときに必要になるものだからです。なので先行投資。
夏バテしたバラの鉢を熱から守ろう

8号鉢を用意。わたしの場合ホームセンターで1鉢580円でした。

今回は赤玉土(大粒)を使用。庭の土を使おうと考えましたが、もし虫や細菌が居たとしたら本末転倒です。

鉢の底へ適当な高さになるように土を敷きます。

実はこの作業をする前に、鉢底石をつかって一度トライしましたが、給水性や熱伝導を想像すると、よろしくないと思い直し赤玉土に変えました。

中の鉢と外側の鉢の高さを調整します。わたしは、中に入れる鉢を、外側よりも少し低めに置きました。理由は、夏バテ鉢が少しでも中に隠れるようにするためです。

鉢と鉢の間にできた隙間に赤玉土を入れます。中の鉢の土の上に、赤玉土が転がり込んで、取り除く作業が面倒でした。筒状の「園芸用土入れ」の方がいいかも知れません。

完成したら、入れた赤玉土に水をたっぷり与えましょう。

今回夏バテしたバラの苗(フリュイテ)に使われていた土は水捌けが悪いので、夏バテ気味なこともあり、なるべく水やりを控えるため、用土に水がかからない様に水をかけるように心がけています。

前回、石張りの床とコンクリート塀から、家の壁際にまくらぎを置いた場所へ移動しましたが、思ったような回復が見込めませんでした。なので、グラウンドカバープランツが生える場所へ移動することに。
今日のMEMO
夏バテしたバラは強剪定する方法もあるそうですが、その逆に、株への負担が大きので避けるはなしもある様です。そして夏バテした場合、追肥や水やりは控え、涼しい場所に移動するのが基本です。まずは簡単にできることからチャレンジして様子を見る。今回夏バテしたであろうフリュイテが回復することを期待します。
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