【8月のバラ】葉が枯れた様に黄色い〜対処後も変化なし|鉢増しで様子見

夏のお手入れ

7月上旬のころ、夏バテなのか?「フリュイテ」という名のバラの葉が黄化。オリジナルの二重鉢をするも葉は全く変化なし。今度は鉢増しをすることにします。

葉が黄化〜二重鉢で対処〜変化なし|07/09~08/24

わたしは春に購入した新苗を鉢増ししてから、石張りの床に置いて育てたところ、どうやらバラたちは夏バテしたようです。なので別の場所に移し、鉢の下にまくら木を敷いて様子を見ました。

▼輻射熱がある熱い環境からの引っ越し
>>鉢植えのバラを石張りの床に置くのは危険

ところが一向に葉の黄化は治りません。それどころか益々症状が悪化しました。なので今度は黄化したバラを二重鉢にして様子を見ることにします。あれから22日が経過。残念ながら全く代わり映えありません。

▼赤玉土(大つぶ)を使った二重鉢作戦
>>バラの葉が黄色いのは夏バテ?|大きな鉢の中に入れてみた

葉が黄化した理由とは?

夏に葉が黄化する原因は何なのでしょう。わたしは現時点においてはまだバラ栽培ビギナーなので、購入した書籍とネット検索で原因を調査しました。

  1. 水切れ
  2. 水のやり過ぎによる根腐れ
  3. 黒星病(黒点病)ハダニの被害
  4. 肥料焼け
  5. 肥料不足
  6. 高温障害
  7. 鉢が小さい根詰まり
  8. コガネムシの幼虫などの食害による根の被害

わたしが育てる当バラの場合、排水性が高い土の配合なので根腐れはありえません。鉢の底から根は出てないので根詰まりでもないでしょう。肥料もほぼ無い土なので肥料やけもなし。心当たりとしてはやはり「高温障害や水切れによって少エネモードに入り、生育が止まった」考えられます。

省エネモードに入ったバラをどう対処する?

夏にバラの葉が黄化した場合の対処法を調べると賛否両論に別れます。実際、何を選べばいいのか悩むところです。

  • 鉢増し、排水性の高い土に変える
  • 枝を詰めてコンパクトにする
  • あえて何もしない

大きく別けるとこの3つあたりでしょか。

今回黄化した当バラ(フリュイテ)は、葉の成長は止まりました。なので、枝を詰めても問題ないと思われますが、枝を詰めた後の管理が難しそう。このまま涼しくなる秋まで様子を見る方が無難だなのでしょう。でもわたしはブログを書く身です。根鉢の様子も気になります。一か八か8月下旬ではありますが、2度目の鉢増しをすることにしました。

葉が黄化したフリュイテを6号鉢→8号鉢へ鉢増し|2022/08/24

葉の黄化が痛々しい・・

8月2日に二重鉢にて対処。あれから今日で22日。枯れることもなければ芽吹くこともなし。様子は一向に変わりません。根の様子が気になるところ。とりあえず、外側の8号鉢から中の6号鉢を抜いてみましょう。

二重鉢の中の鉢をぬいてみる

その前に。

中の6号鉢を抜き出すと、外側の8号鉢の中にナメクジがいたので取り除きました。

バラ二重鉢の鉢底から根

細いですが、鉢底から根が下に向かって伸びていました!地上部は休眠状態ではありますが、地下で着々と成長しています。このまま埋め戻す選択肢もありますが鉢増しを決行。

バラの苗を鉢からぬいて根鉢を確認

ご覧の通り、根鉢は完成されてなく、土がポロポロと落ちるほど。毛細血管のような細い根が下に伸びています。苗を持ち上げたとき、恐らく細かい根が切れたと思われます。ここまで来たら植え替えるしかありません。

鉢増しをする

■バラの用土を作る

※バラの用土は苗を鉢からぬく前に作っておきましょう。

▼今回使用するバラの用土の作り方も、おなじみの「赤玉土7〜8割」の排水性が高い配合です。
>>バラ新苗の鉢替え|肥料少なめの土で失敗しない

ピートモスの量が多すぎる気がするので、赤玉土(小粒)を追加。理由は、排水性を高め根腐れ防止のため。そしてもし元気な苗なら有機物多めにするとよいそうですが、それも違います。大事を取って。肥料は後からでも追肥することに。

植え替え先の8号鉢の底に赤玉土(大粒)を敷いたその上に、作っておいた用土を盛ります。ウォータースペースを作りつつ、バラの苗の地表と入れる土の高さを同等に植え替えます。そして今回の苗は、根鉢がない状態だったので、入れた土を棒でよく突っついて隙間を埋めました。

当フリュイテは根鉢が無い分、高さがなかったので、思ったよりも用土をつかいました。たくさん作っておいて正解でした。偶然ですが・・

完成。この後、害虫対策としてオルトランDXと水をたっぷり与えています。使い終えた6号鉢はまた来年使うので、よく洗ってから屋内に保管して置きましょう。プラスチック製品は日光で劣化します。

夏バテした鉢植えバラの管理法

鉢を置く場所について

夏バテした鉢植えのバラの管理法について、これもまた賛否両論あるようです。

  1. 半日影の場所に移す(日除けをする)
  2. 日光に当てる

1つは植え替えたとき、バラの負担を考えて、優しい環境に移す意味なのでしょう。2つ目は、成長するには光合成が必要という主張です。

個人的には、その日の気候によって置く場所を変えることが理想だと思います。けどわたしは外で働く人なので、午前中に日が当たり、西日が避けられる日向にて管理することにしました。

二重鉢にした結果、細くても根が伸びていたのは事実です。そして今回6号から8号鉢に鉢増ししました。鉢に直射日光が当たっても問題ないといえるでしょう。

夏バテしたバラの肥料について

鉢増ししたときに細い根が切れました。念の為、油かす等の肥料は与えないように管理します。そして回復のために、即発性のある液体肥料を与えるとよいそうなので、わたしはメネデールを与えました。

今日のMEMO

9月に入り、もしかしたら芽吹くかも知れません。光合成には日光が必要です。今後どうなるのか?分かりませんが、このまま日当たり重視で管理していこうと思います。

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