バラの葉が枯れる|葉裏に大量の白い小ツブとクモの巣が
害虫や病気によって駄目になった葉が原因で、他の健康な葉に影響を及ぼす恐れがあります。今回は害虫被害についての記事です。
ハダニが付いた葉は1つ残らず全て取り除く
もしバラの葉が健康な状態じゃない。葉の裏側に、無数の白く細かい粒が付いている。しかも蜘蛛の巣の様な膜が貼っていたとします。それはハダニです。
そうなったら時すでに遅し。ハダニに侵されたバラの葉は、迷わず全部取り除きましょう。なぜなら繁殖力が強いから。そしてバラはいくらでも再生します。まずは諸悪の根源を絶ちましょう。
「ハダニ」による害の症状とは
今回、当バラの葉が枯れてきた原因は主に「ハダニ」によるものでした。その条件や症状なのどを書き出してみます。
- 発生期=8月上旬(暑い)
- 場所=大きな木の下(雨が当たりにくい)
- 葉の症状=サビ色から枯れる
- 葉の裏に細かな白い無数の粒と蜘蛛の巣
そしてハダニの症状に調べた内容。
- 高温時期に発生する
- 乾燥を好む
- 白くサビたようになる。葉の葉腋を吸い取る
- クモ類に属する小さな虫
今回の枯れてしまった当バラの条件と一致しました。
バラの葉裏に白く丸い小粒の塊|ヨトウムシの卵
そしてハダニの害にあった葉裏にヨトウムシの卵も混在してました。
調べてみるとヨトウムシらしい。画像を見ておわかりの通り、卵は抜け殻だと思われます。わたしは定期的にバラの消毒スプレーをやっているので、効いてくれたのでしょうか。姿は一匹も見当たりません。
ハダニは水に弱い
ハダニは乾燥した環境を好む。ということは逆にいえば水が苦手です。ハダニが付いたときの対処として、「葉裏にシャワーで水をかけて退治する」といわれる理由がここにあるのです。
バラの消毒薬のローテーション
さっきも書いたけど、わたしは10日に一度のペースでバラ専用スプレーを噴霧しています。そしてメーカー別のローテーションも行っています。バラの鉢を斜めに倒して葉裏にもスプレーしています。それでもハダニの害に合いました。
もしかしたら虫に対して耐性がついてしまったのか。それとも害虫に対して効果が薄かったこともありえます。詳細は分かりません。来年もこの環境で栽培する予定なので、次は害虫に強い薬を使おうと思います。
今日のMEMO
バラはたとえ葉が全部落ちてしまっても、生育期なら再生します。なので害虫や病気でダメになった葉は、思い切って全部取り除きましょう。そしてまた一から管理すればいいのです。