【秋バラの挿し木】10月からでも可能|春に鉢替え
秋のバラを使って挿し木してから季節は春。穂木の様子はどうなったのでしょう。
冬にほぼ暖房を使わない部屋で管理
バラの挿し木する時期の一般論は、5月下旬〜7月・9月中旬〜といわれています。今回わたしは、この年に買った新苗を使って挿し木することにしました。時期は10月上旬なので、何とか間に合うことを願って。
それぞれ別の種類のバラを使ったけど、1つは駄目になってしまい、当苗に願いを託すことに。その結果、無事に冬越に成功した様です。
>>秋バラの新苗で挿し木|10月上旬に開始
>>バラの挿し木は秋からでも出来るのか?
水やりのタイミングは土が完全に乾いてから|2022/12/30
それまで、水を張った受け皿に入れていたけど、時期も冬なので止めて水やりをすることに。水やりのタイミングは土が完全に乾ききってから与えました。そして水は土の上からかけず、受け皿に水を注ぎ、土に水を給水させる方法で。
年末でも朝の室温は18℃湿度51%とバラにとって悪くない気候です。
室温6℃以下でも葉は枯れない|2023/01/26
画像を見てわかる様に、温度計は5.9℃の表示。5℃以下の日もありました。わたしの部屋は2階西側。冬は日が差し込むのはお昼前くらいの時間帯。とうぜん東側とは違って朝は厳しい冷え込みです。それでも葉の色は青々と。葉は枯れ落ちると思いきや、これには正直驚きです。
3月に入っても芽吹かない|2023/03/11
3月にもなればバラは芽吹き始めます。でも全く代わり映えなし。わたしは去年初めてバラの挿し木をしましたがどれも失敗。1ヶ月以上も生きていた穂木があったけど、根は生えずに駄目になった経験から今回も同様に、カルス状態で生存しているのでは?と半信半疑で予断を許さない。
越冬し春を迎えた|2023/04/18
まったく様子が分からないまま4月を迎えることができました。そんなある日、鉢底を確認してみると、根の様な突起物を発見。画像はありませんが、いよいよ鉢増しをすることに。
ちなみに鉢増し当日、再度鉢底を確認するも、見間違えだったのか、根らしきものは消えていました。でも土の中の様子が知りたいこともあり、穂木を取り出すことに。
秋バラの挿し木を春に鉢増し|2023/04/27
6ヶ月18日前に挿し木したバラ。本当に根は生えているのか?を確認してみましょう。もし根が生えていた場合を想定して鉢増しの準備。
■今回土として使った材料。
- 赤玉土(小・中・大粒)
- ピートモス
- くん灰
- パーライト
赤玉土の小・中を使うことで団粒構造で通気性を再現。赤玉土大を鉢底石の代わり。くん灰で雑菌を抑える。ピートモスで適度な保湿。パーライトで水はけを確保。鹿沼土を入れるのも、いいと思います。
ポットの側面をつかんで握りながら土をほぐし、根が切れない様に引っ張ると、根が生えていることを確認。
思いの外、根はびっしり生えていた。これなら鉢替えしても大丈夫でしょう。
4号のポリポットに移し替え。本来バラの場合は排水性が高いスリット鉢が適しています。でも無かったので、鉢底に大粒の赤玉土で代用することに。
ウォータースペースを意識して土は入れすぎ厳禁です。
鉢底から茶色く濁った水から透明になるまで流水します。終わったら活力剤を注入。
土の中の余分な水を落とします。
挿し木が芽吹くのを待つ
時期は4月下旬。他のバラ達は新芽から葉が展開し、早い種類では蕾をつけています。つるバラ(羽衣)
ところが当挿し木は相変わらず。いずれ外で管理する日に向けて、少しずつ外に出しながら育てることにします。
水やり時期を知るためにスリット鉢がいい
バラの鉢増しは徐々にサイズアップする方がベターです。理由は土が多い=水分が常にある状態なので、根は伸びようとしないから。頑張らなくても水を吸えるからです。
でも鉢の中の水分が完全に無い状態になってから水やりをすれば同じ効果が期待できるはず。そのためには、鉢底まで水分が無くなっていることを確認できると分かりやすい。そんな理由からスリット鉢は便利なのです。
土の表面は、昨日降った雨で湿っている。さて、鉢底の土はどうなっているのか見てみましょう。
軒下に置いていたせいもあってか、鉢底の土は乾ききっています。スリット鉢だからこそ鉢底が見えるのです。もし水やりを先延ばしにし、気温が高い日が続けばバラは弱ってしまう可能性もある。
今回わたしは底に丸い穴が空いたポリポットを使ったので、水やりのタイミングを模索する必要が出てきます。鉢を置く場所によって土の中の水分は変動すると思うので、駄目にしないように気を使いそうですね。もしかしたら、スリット鉢に移し替えるかも知れません。
今日のMEMO
バラは10月からでも挿し木できることが分かりました。他の品種でも試してみたいです。そして折を見て外の半日陰で育てることにします。
▼続きの記事。
>>挿し木したバラが2年越しに咲いた