つるバラの芽かき|時期遅し5月に枝かき作業
バラの芽かき作業は、同じ節から新芽が3枚出るころが適期です。今回わたしが芽かきをやったのは5月3日。すでに葉は枝となり、葉は生い茂る時期外れ。まだ枝色も青く柔らかいので、遅ればせながらやってみることにします。
>>2月下旬『つるバラ』を鉢上げしたい|伸びた根は切っても大丈夫だった
同じ節から出た3つの枝を1本に選別
冒頭でいったように、基本的にバラは同じ節から3つ芽が出てきます。
- 3つの内の真ん中1つを残し
- 両脇の芽を摘み取る
- もしくは、一番育ちが良さそうな芽を残す
これを「わき芽かき作業」といいます。
今回わたしはバラ栽培をするのは初めて。このままでは枝葉は密集し、バラの生育によろしくありません。すでに芽かき適期の3月を過ぎてしまい今は5月上旬。一ヶ所の節に葉がボサッと生い茂る状態。
そして立派に伸びた枝が2本。育ちがよくなく、枝にならずな新芽が出ている状況です。さっそく「芽かき」ならぬ「枝かき作業」をやることにします。
「すでに育った枝」の枝かき選別
たとえば画像中央に映る「節」に注目してください。立派に伸びた枝が両サイドに2本伸び、中央に小さな芽。真ん中を摘むのはビギナーでも解りました。
けど当バラの枝のように、すでに葉から枝に成長し、両側に伸びてしまった長い枝。この枝の2本の内、どちらを残すのか?初心者としては迷うところです。
今回わたしが残した枝の特徴は、
- ほかの枝より育った枝
- 外側に広がった枝
葉に光がたくさん当たるように、風通しをよくし、病気や虫の被害を防ぐために、内側や他の枝に触れるように生えた枝を摘むことにしました。ほかには、全体的なバランスを見てカッコいい方を選択。
こちらの節達は1本だけ育っていたので解りやすかったです。
バラの株元から伸びる枝を育てる
株もとから伸びてくる枝を残しておくことにしました。理由は「ベーサルシュート」といって、将来的に主幹となる親枝だと知ったからです。
先ずバラは前提として、枝の新旧の入れ代わりを繰り返しながら育つ性質がある。つまり、いまメインの枝はいずれ枯れ、ベーサルシュートが後にメインの枝となる。
そしてベーサルシュートのピンチを繰り返すことで、枝を太らせ、葉をたくさんつけると同時に、樹形を整えていく。ベーサルシュートとは、かなり重要な枝でした。
上の画像は、春が来ても1つも芽吹いてない枝。すでに役目を終えていた様です。この役目を終えた枝は、バラの休眠期に切ることにします。その後、残しておいても良いことはないそうなので、のこぎりを使ってバッサリ切り落としました。
株の下の方から生える芽は残さない
株もとにちらほら小さな葉が生えているのを発見。もし接ぎ木されたバラの場合、株の下部から出る芽はバラの芽ではなく、「接ぎ木から出た芽」かも知りません。
ちなみに接ぎ木に使用されるのはイノバラ。特徴はトゲが無い枝。そして小さな花が咲いてきます。枝が横に広がり垂れ下がるので、そのままの状態だと美しいとはいえません。
なので念のため、株元に生えた葉を全部取り除きました。
芽かき枝かき作業の終了
この量を枝かきしました。取りあえず終了です。
▲この位置に当バラの鉢植えを置くと、バラの全体像が見えにくいので、家の壁際に一旦移動。15鉢はデカイので重いです。鉢を載せて移動できる「タイヤ付きの台」が売られているので、欲しくなりました。
こちらの画像は、枝かき作業から8日目の5月11日の早朝の様子。穂先が赤く色づいてきました。
今日のMEMO
わたしが植物を育てる様になったきっかけは、マイホームを持ってからです。そしてネットで知った情報と、知人の経験談を参考に、何となく挿し木をやりました。
ところが上手く育った植物もありましたが、残念ながらバラの挿し木は失敗に終わっています。けどそれは単にバラの知識がなかったからです。そんな訳で今回購入した『バラ栽培の教科書』を参考にしながら、1からバラについて学んでいこうと思います。