鉢植えのバラを夏の高温障害から守る

夏のお手入れ

鉢植えのバラは夏の暑さに無防備です。特に鉢植えは地植えと違って夏の暑さに弱い環境。なので暑さ対策が不可欠になるでしょう。今回は、少しでも熱くない場所へと移動した内容です。

▼真夏の床の温度は44℃にも達します。
>>【8月のバラ】葉が枯れた様に黄色い〜対処後も変化なし|鉢増しで様子見

輻射熱でバラが黄化|鉢バラは高温に弱い植物

夏バテしたバラの葉

「輻射熱」とは、太陽光を吸収し、温めらた床や壁などの熱による影響のこと。コンクリートの床にブロック塀の様な環境はそれに当たります。そもそもバラは涼しい環境を好む植物なので、夏対策をする必要がでてきます。

わたしは去年、床が石張りで背後がブロック塀の場所に鉢バラを置いた結果、バラの葉が黄色くなって成長が止まりました。同じ轍を踏まないためにも、今年はまったく別の環境で育てることに。

>>鉢植えのバラを石張りの床に置くのは危険
>>【8月のバラ】葉が枯れた様に黄色い〜対処後も変化なし|鉢増しで様子見

鉢バラを人工物がない西日を避けた場所へ移動|2023/06/04

去年わたしは、石張りの床やブロック塀の場所に枕木を敷いた上に鉢バラを置いて育てました。そして家の東側に鉢バラを置くことで西日を回避。この環境も悪くはないけれど、人工物に囲まれているので輻射熱は発生するでしょう。なのでなるべく自然環境に近い場所に移動することに。

土の地面に「まくら木」を敷いて鉢バラを置く

もともとこの場所は花壇エリア。そして中央に植えていた樹を切っています。

まくら木を地面に直接置くと、まくら木が腐敗しやすいので、石の板を一枚、敷いたその上にまくら木を載せました。

そして鉢を地面に直で置いてしまうと根付いてしまうので、それを防止する役目にも。

このままだと、石の隙間から雑草が生えてくるので、これは応急的な対処。後で防草シート仕様にするつもりです。

そして花壇エリアのすぐとなりは芝生エリアになっているので、周りに人工物はない状態。

これで床からの輻射熱は防げたはず。

シンボルツリーの東側で西日を回避|植栽を盾にする

鉢バラを置いた花壇エリアの西側は、木漏れ日になるシンボルツリーや、生け垣や、あじさいなどの植栽エリアになっているので西日が避けられます。

手前の花はギボウシの仲間。

これで西日から鉢バラを守れることでしょう。

夏の強い日差しから鉢を守る必要がある

今回は輻射熱の対応として、鉢を置く環境について書きました。けどこのままでは夏の強い日差しが鉢に当たることは避けられない。なので鉢の中の温度が上がらない様な工夫が必要です。

■鉢バラを遮光するヒント

  • 寒冷紗や遮光ネットを屋根にする
  • 二重鉢にする
  • 鉢に遮光シートを巻く
  • 鉢にアルミホイルを貼る
  • 木箱に鉢を入れる
  • 地面に穴を掘って鉢を出し入れ

現時点に置いてまだ何もしてません。

今日のMEMO

この記事を書いた6月下旬の現在、去年と違って致命的なバラの育成障害は出てません。もちろんバラの薬を散布したこともあるのでしょうが、日当たりもよく風通しもいい環境もその要因ではないかと思っています。人工物ではなく、植物に囲まれた環境が自然なのです。

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