【鉢植えバラ】3月にやっちゃダメなこと・やって置くべきこと
3月下旬は気候が冬から春に変わる時期。バラの生育にとって重要なタイミングです。
葉が少ない時期は水やりを多くし過ぎない
結論からいうと、バラの生育期と同じ様な頻度の水やりをしてはいけません。なぜなら葉の成長と根の成長は同じだからです。
バラは太い主根と呼ばれる根から、白く細い根が生えてきます。その細かい根がポンプの役割をして水や養分を吸収する仕組みです。ところが3月の時期はまだ生育期ほど細かい根は生えてません。それなのにもし水を頻繁に与えてしまうとどうなるのでしょう。
バラは水を求めて根を張っていく習性があります。つまり常に土に水がある状態では、いつまでたっても根が育たない。もしそのまま春を迎えてしまうと、水をたくさん貰えてないと保たない株になってしまう。水が足りてるのに水切れしてしまうこともあるそうです。
なので、根の育ち方(量)に合わせた水やりの頻度が適切になってきます。3月〜のこの時期は根っこを鍛える意味で、土がしっかり乾いてから水をたっぷり与えましょう。メリハリを付けることがポイントになってきます。
わたしは先月(2月)土替えの際に、根を半分ほど切っています。今後、春に向けて白い根が生えてくるので尚更です。
3月中にやって置くこと
新芽が出たタイミングで「花が咲くか」が決まる
バラの花が咲くかどうかは、新芽が出てから5〜10cmほど伸びるタイミングで、花が咲く葉芽なのか、あるいは、伸びるだけ伸びて葉っぱだけで終わるのかどうかが決まるといいます。
なので3月に肥料をあげることが非常に大事です。ただたくさん与える必要はありません。さっきも少し触れたけど、根は少しずつ成長している途中です。肥料もそれに合わせて与えていくこと。3月は肥料をやり始めることが大事になってきます。
薬剤で病害虫の予防|ゾウムシに注意
3月の下旬ころになると病害虫が発生し始めます。被害が出る前に薬剤散布をして置きましょう。
特に気をつけたい虫は「ゾウムシ」です。なぜならゾウムシは新芽の先端をかじってしまうから。枝につけた葉芽が伸びていく度に穂先をかじってしまう。これでは花数が減ってしまいます。
ゾウムシは警戒心が強いので、人が近づくと、葉から地面に落ちて身を隠してしまう。なので状態の悪くなった原因がわからない。あるいは虫にかじられたのではなく、病気と勘違いしやすかったりもします。
もし葉の一部分だけがパリパリに枯れたみたいな状態になっていたらゾウムシの可能性があります。花数を減らさないためには、遅くても3月20日までには薬剤散布して置きましょう。
開花には日当たりが重要
しっかり花を咲かせるには光合成を活発にさせる必要があります。なのでもし家の軒下やカーポートなどに鉢を置いている人は、日当たりのよい場所へ鉢を移動してあげましょう。
我が家は冬の霜対策で南側の軒下に置いています。日中、気温が上がって鉢に影響が出るころまでは、この場所に置いておくつもりです。
追肥・薬剤散布の開始|2024/03/19
わたしは鉢植えのバラ栽培をはじめて先月で2年経ちました。そして3年目にして初めての化学肥料の追肥です。バラの肥料を買いにホームセンターに行き、たまたま売っていた当商品を選びました。
マイローズ。効果は3ヶ月持続。1.2kg。1,298円。土に活力を与える腐根酸を配合。元肥・追肥・お礼肥に使用。
肥料の分量は木の大きさに合わせてみました。
薬剤散布は「10日に一度」の頻度で
わたしは市販のバラ病害虫用のスプレーを10日に一度のペースで散布開始。忘れない様にスマホのカレンダーアプリに散布日を登録して置きました。散布日の前日に知らせてくれるので忘れにくいです。
カレンダーアプリに3月〜6月までバラ消毒日を登録しました。
薬剤は使い分ける
同じ薬剤を使い続けるとバラに耐性がついて、効き目が落ちます。なので種類・メーカー別などローテーションすると良いそうです。わたしは次回のときに使うスプレーが分かる様に、使い終えたスプレーを長方形の箱の奥に入れる、そして箱の手前に次回使うスプレーを置くルールを決めました。
最初の追肥から10日後|2024/03/30
3月30日の様子。追肥・薬剤投下から10日経過。葉は成長中。
今日のMEMO
わたしは>>バラ栽培の本に習って、この2年ほど化学肥料なしでバラ栽培してきました。自分の育て方がよくなかったせいもあり、上手く育てることが出来ませんでした。病気の発生や駆除も大事でしたが、肥料も関係しているとみています。なので実験も兼ねて、今度は化学肥料を使うことに変更。今後どうなるのかが楽しみです。
▼3月の過去記事
>>バラの芽かきの勘違い|枝先から下の芽を全部摘だ件
>>庭に植えたバラが小さくて消えそう|鉢上げで救済