バラの挿し木は秋からでも出来るのか?
これから気温が下がる10月上旬の秋にバラの挿し木を開始して2ヶ月が経ちました。それまでの経緯などをお伝えします。今回は、ハリーエドランド・ローズオオサカという品種で挿し木に挑戦中。
▼前回の記事。
>>秋バラの新苗で挿し木|10月上旬に開始
10月上旬に挿し木開始|2022/10/09
バラの挿し木として適した穂木の状態は開花後が良いそうです。この2つの品種は1年目なので、秋に一輪だけ咲かせて挿し木しています。
この2つの挿し木は今回も、水を張った鉢皿に挿し木したポリポットを入れ、自分の部屋にて育てています。わたしはこの年に2回ほど挿し木しましたが、残念ながらいずれも失敗に終わっています。
▼前回フラゴナールで挿し木。
>>バラ・フラゴナール挿し木に失敗|6つの可能性
▼初回は同年の2月〜挿し木。
>>冬バラの挿し木用の土として「培養土」は失敗
挿し木開始から8日〜10日後
▼ハリーエドランドの挿し木。
ハリーエドランドはこれといって変化なし。枝を切った当初のまま。青く鮮やかで艶もある。続いてローズオオサカを見てみましょう。
こちらは葉の色が薄くなってきましたが嫌な予感。その二日後にはローズオオサカの葉の色が徐々に黄色みを帯びてきました。
残念ながらこれはもうダメでしょう。同じ皿に入れて置くと、もしかしたら病気などが移るかもしれないので2つに分けました。
これはもう絶望的。青いポリポットの方を部屋に残して、こちらは家の外に出しました。
バラは日光浴させると水を吸う
今回使った鉢皿はミニサイズということで、まめに水やりをしました。そこで気づいたのは、水を吸う頻度です。ただ部屋に置いていたときは、数日経っても水は中々減りません。でも日の当たる窓辺に置いてから会社に出かけ、帰宅して確認すると皿の水は空っぽ。水を吸う条件がある様に思えます。
バラの水やりは朝か午前中がいいと言う理由は、これから太陽の日差しを浴びて光合成をする際に水が必要になるからです。逆に秋になり気温が下がる時期、夕方の水やりは良くないというのは、水を必要としていない時だから。根腐れのリスクも出てきます。
寒い季節になってきたので水やりを変更|11月下旬
バラの挿し木の水やり法について色々とある様です。その中に、水の入った容器に鉢をずっと浸して置く方法があります。わたしはこのやり方に習って、鉢受け皿に水を張った上にバラの挿し木が入ったポットを置きました。ですが先ほど話した様に、これから冬になり気温も下がり、日照時間も減ってきます。水を与え過ぎない方がいいでしょう。
そしてわたしが購入したバラ栽培の書籍ではその方法と違って、土が乾いたらたっぷり水を与えると記してあることもあり、土が乾いたら水をあげるやり方に変えることにしました。
ちなみに挿し木が根付くころに液体肥料を与えるとよいそうです。当挿し木に根が出たのか?分かりませんが、1ヶ月半経過したこともあり、鉢底皿に溜まった水に液肥(リキダス)を注入しました。
挿し木から2ヶ月経過|2022/12/09
10月上旬の9日に挿し木してから本日で丁度2ヶ月が経ちました。画像を見ての通り、挿し木当初とまったく変わらず、葉は青々としています。
そして鉢皿への給水を止めてから丁度2週間経ちましたが、土はまだ湿っています。もし気温が高い時期だとしたら、とっくに水切れを起こしていたことでしょう。そして水を吸わなくなったということは、バラの挿し木は活動していない可能性が高いです。
まだ葉は枯れてないので、晴れた日は窓辺に置いて日光浴をさせています。
今日のMEMO
バラの挿し木は気温20〜25℃くらいが適しているそうです。当さし木を育てるわたしの部屋の気温は12月に入ると15℃を下回る日が増えてきました。このまま維持するか?それとも家で一番暖かいリビングに移して成長を促す方がいいのか?迷うところです。
▼続きの記事。
>>【秋バラの挿し木】10月からでも可能|春に鉢替え