バラに害虫と病気が発生|市販の薬剤をスプレーした【5月のバラ管理】
「病気と害虫を寄せつけない」そのためには、専用の薬を使う必要があるそうなので、たってみました。
この記事は5月上旬のできごとです。
病気と害虫予防は3月〜|すでに始まっていた
結論からいうと、バラの病気と害虫を寄せつけないための対策は、前もって薬剤をつかうことです。
- 発生してからのも対処よりも
- 発生させない・寄せ付けない
そのためには薬剤が有効とのこと。
わたしはバラ栽培ビギナーなので、今回バラ栽培の本を買いました。この本の章の中にある「病気と害虫対策」について、一部を抜き出してみよう。
- 新芽が5cmくらい伸びたころ
- 1週間に1回程度のペースで
- 雑菌剤と殺虫剤を同時に散布する
更に、「病気と害虫予防をする時期は、3月〜11月」とありました。そして当記事を書くいま現在は5月上旬。ときすでに遅し・・・
実はここ最近、我が風の丘の庭では害虫も発生し、病気にかかったような葉もちらほら。このまま見過ごすわけにはいきません。
購入した書籍には、薄めて使う薬液の作り方が書かれてましたが、まだバラの数も少ないし、正確な分量を作れる自信もなし。なので市販のバラ専用消毒薬をスプレーすることにしました。
我が家のバラの病害虫の状況
数日前、何気にバラを観察していると、色の様子がおかしい葉と虫食いを発見。
▲葉に黒い模様。恐らくこれは黒星病。
黒星病は雨と一緒に出やすい菌。梅雨や秋の長雨のときは注意が必要らしいです。
▲こちらは葉に小さいですが穴が空いています。
▲こちらは、葉の縁(角)が虫食いに。
いったい犯人は誰なのでしょう?
一瞬「枝かな?」と思ったけど、若い枝から古い枝が生えるはずもなく場所的に不自然。
画像を拡大。
この後、棒を使って持ち上げてみたら、枝ではなく虫でした。調べによると『エダシャク類』の仲間っぽい。5月ころ、イモムシ状の幼虫が葉やつぼみを食害するそうです。
▲そして名前の分からない昆虫が、葉の上で休んでいのをよく見かけます。
この子は一体誰なのでしょうか?『チュウレンジハバチ』っぽい。でもちがうような気もします。茎に卵を産み付けられては敵わないません。早速、市販薬をスプレーしてみます。
まずは病気の葉を取り除く
まずは病気にかかったと思われる葉を取り除くことにしました。方法は、芽かき作業で学んだことをオマージュ。剪定バサミを使わず、切り口に触れない様に気をつけならが、指の腹で生え際からプチっと取り除く。
数枚ほど除去中に、ちょっとハプニング。2つある内の1つの苗の切り口に触れてしまいました。でもその後の成長にこれといった問題は出てません。指にトゲがささると痛いので、バサミで切る方が無難ですね。
こちらの葉は、小さな穴がたくさん空いていた。恐らく虫食いと思われます。摘み取った病気の葉を近くに放置すると、菌が伝染する恐れがあるそうなので、遠い場所に捨てています。
バラ消毒薬の使い方
バラ用の薬剤は別の物を交互に使うと良い
ということで薬剤は、いつものホームセンターにてお買い上げ。本当はこの商品ではなく、同じメーカーの別の商品を買うはずでした。けどバラは、「同じ成分の入った商品を使い続けると、効き目が落ちるので、色んなタイプの薬剤を交互に使い分けた方が良い」そうです。なので、この店がすすめていた当商品も、いずれ買うつもりだったので迷わず購入。
使い方は「気候の確認」「葉の両面を散布」「二度がけはしない」
薬剤は条件を守って使用する
気温が25℃を超えると薬害を受けやすいので、以下の条件を守った方がよさそうです。
- 春と秋は晴れた日を選ぶ
- 気温が上がる午前中
- 夏は涼しい朝か夕方に行う
今回わたしは涼しくなった夕方にこの薬剤を散布しました。
葉の裏側へのスプレーも忘れない
つぎに「虫は葉の裏側にいることもある」ので、表面と裏側もしっかりスプレー。実際に当商品を逆向きにして葉の裏側にスプレーしてみましたが、やはり薬液は出にくかった。
実は本来買おうと思っていた別のシリーズを散布した動画を観たら、逆向きでもしっかりスプレーできているのを発見。もしかしたら?と試しにやってみても上手く出来ませんでした。
スプレーは一度だけ
そして薬剤は一度に何度もかけない方がいいそうです。とくに今回わたしが育てるバラは、今年の2月に地植えから鉢上げしたばかり。まだしっかり根づいてないはず。
薬剤が体質に合わない人は完全防御が必要
わたしは「農薬・殺虫剤・除草剤・柔軟剤(洗濯)・きつい香水」などの薬品が身体に合わない体質です。なのでマスク程度の防御では防ぐことはとても無理。これらを使うと決まって唇が腫れ、薬剤は息苦しくなってしまう。
先日、芝生に専用の除草剤を散布しました。それから10日間くらい気道がせまい症状によって、咳払いをする始末。そのとき大量の薬を長時間かけて散布したからです。
けど今回は市販のスプレーを吹きかける程度。それでも終わってみると、前回ほどではないけど、やはりくちびるが腫れました。薬剤散布専用の防御マスクを買うつもりでいますが、そういう部分にお金を使えるような人になりたいです。
今回買った商品と店頭価格は、
- 住化ベニカファインスプレー
- 価格980円(税込み)
当商品は、薬効が1ヶ月持続するそうです。効き目については、後ご期待。
今日のMEMO
病気にかかった葉と害虫は見つけ次第、取り除くこと。そして病気の発生をおさえるため、定期的に薬剤散布をすること。そのためには、常にバラを気にかけた生活と、毎日の観察が必要でした。