元気がない地植えバラを鉢上げから1年後
元気がなくなった地植えのバラを、鉢に植え替えてから1年後の様子をお伝えします。
植え替え日。2023/02/27
絶望的に弱ったバラの苗の再起をかけて
庭に植えてあったバラ。ほぼ放置して6年以上は経過したと記憶していますが、背丈も低く、生きているのがやっとな状態に。もちろん肥料も与えてなかったこともありますが、実は植えた場所とは、砕石がたくさん混ざっている地面の上に、30cmほど土を盛って花壇を造ったこともあり、バラには適さなかったのでしょう。バラの根は下へ下へと伸びるからです。
▼なので鉢に植え替えて、復活を試みたのは、丁度1年前の2月下旬の頃でした。
>>庭に植えたバラが小さくて消えそう|鉢上げで救済
バラに適した鉢は縦に深い方が望ましいけど、根が横に広がっていたこともあり、初心者だったわたしは、切る判断が付かなかったので、浅く横に広い鉢を使っています。
鉢上げ後の途中経過〜1年経った当バラの苗はどうなったのでしょう。
元気がないバラの苗木を鉢替え1年の画像|2022/02~10
春になると新芽が出てきました。ところがこの後、とろけてしまいます。失敗に終わったのでしょうか。
諦めながら待っていると、また新芽が芽吹いてくれました。バラは本当に生命力の強い植物です。
薬の効果なのか、何とか病気は免れた様です。
この後、葉は黄色く枯れて冬を迎えました。
バラに適した環境の土に植え替え|2023/02/27
元気のないバラの苗に合った土作りが必要
バラが好む土とは、水持ちと排水性のバランスです。前回鉢上げしたときに使った土は、健康な大人のバラの木に適した配合でした。わたしはネットで調べた情報を参考につくりました。とろがバラ栽培の教科書を読んだところ、見当違いの土だったことを後で知ったので、今回2月の植え替え時期に、弱ったバラの苗木に適した環境にするべく、やり直すことにします。
水持ちと排水性がよい赤玉土と堆肥なしの土をつかう
元々生えていた古い幹は生きていないのでノコギリで切断しました。冬越のために土の表面に腐葉土でマルチングをしています。
恐る恐る幹を持ち上げてみると、あっさり抜けました。植え替えた当初、横に伸びていた根はすでにありませんね。
土を用意
上の画像は前回のときに使ったバラ用の土です。赤玉土・鹿沼土・腐葉土を中心に配合していますが、今回はこれは使いません。
弱っている苗なので、「赤玉土(小粒)・ゼオライト・もみ殻くん灰」だけの肥料なしの土を作ることに。
6号鉢、1つの分量なので、袋をつかって混ぜることに。
スリット鉢の隙間から土が漏れ出ないために、鉢底に赤玉土(大粒)敷き詰めます。
その上に、バラの苗を置いてから配合した土を入れることに。カブが土の上に出る様にします。
鉢底から茶色く濁った水が出なくなるまで水をたっぷり与えます。水を与えると、バウだー状になった赤玉土が固まって根詰まりを起こすからです。土の中は空気がある状態が望ましい。
完成。前回使っていた素焼きの鉢は、丸く小さな穴が1つ鉢底に空いているだけだったので、排水性が悪かった。これで以前の環境よりはよくなったはず。
蕾がついているので、何とか持ちこたえている様です。
今日のMEMO
バラの木を大きくしたいので、当面は花を咲かさず、カブを充実させるつもりです。