バラが黒点病になる理由
それまで順調だったバラの葉が、7月下旬になると黒点病に感染。何が原因だったのでしょう。今回はネットの情報と、自分のバラ管理とを比較して、その理由と対策を学んでいくことにします。
黒点病は若い葉には出ない
タイトル通り、バラは若い葉に黒点病は出ません。理由は、若い葉には保護皮膜にしっかり守られていて、大人の葉になると失くなってしまう。なので感染しやすい状態になるといいます。
健康な状態をキープ
そして黒点病にかかる理由をネット検索した結果、肥料切れというワードがヒット。これに間違えないと反省です。なぜなら3ヶ月以上、何も与えてなかったから。「肥料のあげすぎはよくない」と思い込んでいたこともあってか、すっかり忘れていました。
わたしのバラ栽培法の一環として、使う土の成分に、ほぼ肥料は含まれてません。その代わり、月に1回、油かすを与える。これは購入した書籍を参考にしたからです。
>>バラ栽培の初心者が『バラ栽培の教科書』を読んで驚いた1つのこと
消毒剤でガード
さきほども書いたように、大人の葉になると病気に感染しやすくなってしまいます。なので定期的に消毒剤の薬成分を葉にコーティングする必要がでてきます。
今回、残念ながら黒点病にかかかってしまった我が家のバラではありますが、市販のスプレータイプの消毒剤を定期的に散布したり、土にまくタイプの薬もまいていました。それでも黒点病から守れなかった。やはりプロが使う様な薄めて使うタイプの消毒剤がよさそうです。薬成分を葉に展着させることが鍵なのでしょう。
黒点病にかかったバラを再生
ミニバラのローズフォーエバーの葉の多くが黒点病にかかってしまったので、全部の葉を除去することに。
こちらも消毒剤を散布済み。ところがある日、黒点病になりました。
去年も当ローズフォーエバーは黒星病になりました。同じ様に全部の葉を落として枝を詰めた結果、秋に再生しています。病気にかかりやすい品種なのでしょう。
>>【9月】黒星病のミニバラの対処〜21日後|鉢増し・活力液で根を増やす
短期間で他のバラも黒点病に|感染部を除去2023/07/27
5日前まで黒点病が見られなかった、ローズオオサカという名のバラ。
本日、その様子を確認すると、感染が広がっていた。
暑さ対策として、土の表面に腐葉土を敷いてはいるものの、肥料成分とはなっていない様子。
ハリーエドランドという名のバラも感染を確認。
当品種は葉の光沢が強く、しっかりとした葉だっただけに安心しきってました。
ちなみに、チュウレンジハバチに卵を産み付けられた後を発見。
こちらは、庭から鉢上げした当時、枯れる寸前だった名を忘れたバラ。今のところ黒点病の感染は無し。
こちらも庭から鉢上げしたフラゴナールという名のバラ。
感染したバラ達の近くに置いていたましたが、黒い点は1つもありません。病気に強い品種なのでしょう。
こちらは去年、葉が黄化したバラ。夏に葉を全部落として再生させています。
こちらは思いの外順調です。現時点で葉の多くは、新しく若い葉がメインだったので、感染に強い状態なのでしょう。葉が若い今のうちに、消毒剤を葉にしっかり展着させることが重要になってきます。
>>【8月のバラ】葉が枯れた様に黄色い〜対処後も変化なし|鉢増しで様子見
葉数が減ると水や肥料の吸収は弱まる
黒星病にかかった葉を全部落としてしまったり、暑さによる葉の黄化で葉の数が減ってしまた状態は、通常よりも水や肥料の吸収は弱まります。なので水やりの頻度や肥料の与え過ぎに注意が必要とのこと。
今回、黒星病の処置として、感染したバラの葉を、ほぼ全部取り除きました。
かなりの期間、肥料を与えてなかったこともあり、今回、全部のバラに油かすを与えています。活力剤がいいとのことですが、量が足りませんでした。これからは常備して置くことにします。
今日のMEMO
わたしは夏の残暑による葉の黄化が心配で、水やりや、鉢を置く配置転換などに気を取られてしまい、肥料のことを忘れいたのは反省です。そもそも栄養のある土に変えた方がいいのでしょうか。
▼この記事の続き。黒点病のローズフォーエバーが復活。
>>黒点病になったミニバラを再生させる方法