【鉢植えバラ】なぜ今年は順調なのか4つの要因

春のお手入れ

鉢植えバラの栽培を始めて3年が経ち当年で4年目。毎年思うように育てることが出来ず苦戦。ところが今年は花数も増え、病気も無く現時点では順調です。その理由と、5月〜6月までの画像を記録して置きます。

1. 半日陰で栽培

2025/05/13

「バラは日当たりの良い場所で育てましょう」のセオリー通りに育てて来ました。確かに葉には良いことなのでしょう。けどそれだと暑さ対策をしてない根鉢に対して、ダメージを与えることになってしまいます。

2025/6/20

なので今年は、5mほどの木漏れ日の木下で、南側に背丈ほどの生け垣のある、薄暗い半日陰の場所で栽培しています。毎年続く猛暑。地球の気候も変わってしまった様に、バラの育て方も変えていく必要がある気がします。

2. 動物性堆肥とバラ専用の化成肥料

2025/04/20蕾のピンチ

バラの土として「栄養分の少ない土(赤玉土・ピートモスなど)をベースに、月1に固形の油かすを追肥する栽培法」をやってきましたが、それを止めました。
>>バラ栽培の初心者が『バラ栽培の教科書』を読んで驚いた1つのこと

2025/04/20

代わりに赤玉土・動物性堆肥(牛糞)などをベースに、年に3回(3ヶ月に1回)バラ専用の化成肥料を与えることに変えています。

3. バラ消毒スプレーは月に1度たっぷりかける

消毒スプレーは月に1度

消毒スプレーの使い方は、葉の両面に液が滴り落ちるほどたっぷりとかけること。さらに、3つの違うタイプ(メーカー別)消毒スプレーをローテーションで使い回すこと。それとスプレーしすぎると薬害を起こすこともあるそうなので、使用頻度を守ること。

葉の裏にも消毒スプレー

これまでを振り返ると、葉裏よりも表面に散布しがちでした。なので鉢を斜め横倒しにして、葉の裏側にたっぷりとスプレーを散布してから、これでもかという程、薬剤を散布しました。

4. 他の要因

2025/05/23
  • 極力、葉の数を減らさない。

これは主要な枝の成長のためにする芽かきは別として、なるべく葉数を残すことで株の成長を促進すること。それと、どの蕾をピンチしていいのか分からなかったので、とりあえず伸ばして、後から切ることにしました。切ってしまったら終わりだけど、残して置けば後で、どうにでも出来ますしね。

  • 根腐れ防止よりも水切れを起こさない。

バラの水やりは、鉢の水が無くなってから、たっぷり水やりをすることが推奨されています。でも、ほぼ毎日水やりをしました。理由は3年育てた結果、鉢の高温と水切れが、一番ダメージを与えることになると感じたからです。それと、半日陰は雨が当たりにくい場合もあるので、水やりが必要がどうかを確認した方が無難です。

  • クモが益虫だったかも

アブラムシやハダニにやられやすいバラの葉に、蜘蛛の巣がありました。虫を捕食してくれることを期待して、取らずにそのままにして置きました。

とにかく、フリュイテという品種は、気温が高くなると、毎年、葉の黄化や黒点病の様になって、葉が落ちてしまい、栽培が難しかったけど、今年は葉も枯れず、花数も多い年となっています。
>>【8月のバラ】葉が枯れた様に黄色い〜対処後も変化なし|鉢増しで様子見

半日陰栽培のデメリット

2025/0622

半日陰栽培の最大のデメリットは、枝が徒長してしまうこと。わたしが施した蕾のピンチのせいなのか分かりませんが、花を咲かせた枝は全部、長く伸びることとなっています。

斜めに伸びたハリーエドランド

それと中には、花を咲かせた枝が、斜めに曲がったバラもありました。

2025/06/19・開花第二弾

今年も異常気象によって入梅なのに日照りつづきの日々。朝に水やりをしたバラの土も、夕方には土の表面が乾いています。もし日当たりの良い場所に置いていたら、鉢底の土の水分は完全に無くなっていたことでしょう。水が足りないよりは多すぎるくらいがいいのです。

春の開花|2025/05~06

ハリーエドランド・2025/06/20
フリュイテ・2025/06/20
ローズオオサカ・2025/06/20
フラゴナール・2025/06/09
羽衣(つるバラ)・2025/06/20

今日のMEMO

バラを半日陰の薄暗い場所に置くと、成長が遅かったり、病気になると思いきや、そんなこともなく育ってくれました。とはいえ枝が徒長してしまうので、生け垣を剪定して、バラの葉に日差しが当たる様な工夫をしたいと思います。

>>黄化したバラと順調なバラの違いとは|夏の鉢植え薔薇
>>バラ栽培が上手くいかない理由は何なのか

関連記事一覧