咲いたバラの花を切る作業|5月〜春のバラ管理
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バラの花が咲いた後の「花がら切り」は必須です。
- 次の花を育てる
- 株の負担を和らげる
- 樹形や見た目を整える
- 病害虫の抑制
などが主な目的です。
「花がら切り」の作業とタイミング
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バラは花が咲いてから、ほころびかけた頃に花がら切りをします。バラは花が咲いた後に種をつけようとします。種をつけるために栄養を使うので、次の花芽がつきにくくなるからです。四季咲きや返り咲きの品種は、花が終わりかけたら花枝を切ってあげましょう。何度も花を咲かせるためには早めの作業が必要です。
花枝を切る位置はセオリーを無視してもいい
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一般的に花枝を切る位置としていわれているセオリーは、「花枝の中間の5枚葉の上で切る」ですよね。ところがバラは教科書の挿絵通りに育つ訳じゃなく千差万別。もし高さに違いがある花枝をそれぞれ半分に切ってしまうと、全部の高ささがバラバラになってしまうでしょう。なのでそこまでシビアにならず、全体的に同じ高さになる様に切った方が、樹形も整い見栄えも良くなるはずです。
一番花・二番花の花がら切り|2024/05~
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当ローズオオサカは3年目の若い株なので、この勢いがある太く長く伸びた枝はおそらくベーサルシュート。本来ベーサルシュートの花芽はピンチすることを推奨されています。わたしはそのまま伸ばしました。
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花がら切りのとき、葉は出来るだけ残すことも推奨されています。特にまだ当バラは3年目と若く、枝も細く葉も少ない状態です。今回は少し長く切りすぎた気がします。
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当フラゴナールは四季咲き性。一定の期間に咲くタイプと違って、何度も咲く性質がある品種です。今年はたくさん花芽をつけています。花枝を長く残して切ると、次の枝が伸びたとき、株全体の高さが上がってしまうので、株全体が半分の高さになる様に花枝を切ました。
香りが強い品種は玄関に飾ろう
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当フラゴナールは、フルーツ系の香りが、とても強い特性を持っています。花がらを花瓶に生けて玄関のシューズボックスに置けば、目と鼻で味わえます。また樹勢・黒星病・うどんこ病・暑さに強い特徴のある、シュラブ・直立・半つる性の品種になっています。上手く管理すれば長い期間、花を楽しめることでしょう。
今日のMEMO
次の花芽を育ているための花がら切りは大事な作業です。そして「バラは1〜3年目は花を咲かせず、株を充実させた方がいい」と言われています。今回3年目のバラを2番花まで咲かせたものもありました。次に育つ花芽はピンチして株を育てるつもりです。