つるバラ(羽衣)を地面から掘り出し15号のデカイ鉢に植え替えた
わたしはバラを植えた場所をリセットするため、植えてある3つのバラの木を鉢に植え替えることにしました。その第2弾として2月の下旬、つるバラを鉢上げします。
先ずは土作りからスタート
もしバラ専用の土を使わずに自分で土作りをするのなら、バラを掘り出す前に土作りをした方が無難です。理由は掘り出したバラの根の乾燥を防ぐため。今回使う土は自作ブレンドなので慌てないよう、先に土を仕込んで置くことにしました。
今回のつるバラの高さは約1.8m。かなり長身です。前回購入した土や肥料ではぜんぜん足りないので、赤玉土や鹿沼土をホームセンターにて追加しています。
更に鉢上げ用につかうプラスチック製の大小2つの鉢をチョイス。つるバラ用として買った鉢のサイズの直径は45cm(15号)。サイズは勘で買ったので、入るのか?この時点では未知数。
土は「オリジナルブレンド+」にて
配合は以下の通りです。
- 赤玉土
- 鹿沼土
- 牛ふん堆肥
- 培養土
- クン灰
今回はそこにプラスして腐葉土を入れてみることにします。理由は、腐葉土の「遅効性効果」によって、じっくり栄養補給出来るようにと考えたからです。それと前回の鉢上げのときの配合とは違ったモノにすることで、どの様な違いがでるのか実験も兼ねました。
よーくまぜまぜ。
つるバラを掘り出す
当バラの情報
このバラの名前は、羽衣(はごろも)。
- 系統=つるバラ
- 花経=10cm
- 樹高=3m
- 芳香=中香る
澄んだピンク色の花を枝一杯に咲かせます。四季咲き性にも優れ、耐寒性。病に優れ、寒冷地での栽培にも適します。だいぶ色あせましたが、備忘録としてネームプレートをブログに貼って置くことに。
このつるバラは妻が植えたもの。高さは大人の身長を優に超えています。枝の幅を測ってみると、
- 根本部分=10cm
- 枝の太い部分=4cm
- 枝の細い部分=2cm
植えてから肥料などを与えてないと思います。それでも毎年花が咲いている。意外と元気です。問題はバラの木に巻き付いた雑草のツル。
ほかのツルとの葛藤
「葛藤」とは読んで時のごとく、葛(かつら)のツルと、藤のツルが絡み合っている状態。互いに巻付き合う様(さま)を言います。実はこのつるバラには、アイビーとヤマノイモのツルが木にぐるぐる巻き付き絡み合っていること。
このツルを取り除く作業が一番手こずりました。とにかく知っての通りバラには棘(とげ)があるからです。途中何度も手の甲や指に刺さって難航。イッテ!!っと思わず声を出さずにはいられません。汚い言葉を連発するほど苛立ちました。
剪定バサミを使ってツルをカット。剪定鋏も古いので新しいのを買わないと。
つるを取り終えたら、木から半径40cmくらいの場所にシャベルを突き刺し根を掘り起こしました。
上に伸びた枝を短く持ちやすくトゲをとる
「バラを植え替えるときは枝を詰める」と聞いたので適当な長さにカット。掘り起こしたバラを移動したり、鉢中に植え付ける際、棘(とげ)でケガをしない様、木の根元付近のトゲをひとつづつ外して置いきました。
前回と同じ様に古い土を水で洗い流しています。
バラを鉢に入れて確認
このバラの根がこのサイズの鉢に入るのでしょうか。実際に入れてみると根が飛び出て入りません。ネットで調べたら「根を傷めてはダメ」や、逆に「切ってもよし」と意見は二分。この鉢よりも大きな鉢を買うつもりはないので、仕方なくダメ元で根を切ることにしました。
鉢底石・ブレンド土を入れる
バラは排水性と保水性がある土を好むそうです。たっぷり水を与え、水が完全に無くなってから、また水やりをするのが理想とのこと。理由は水がなくなると、根が水分を求める様に根を伸ばすからです。なのでセオリーの通り、排水性を高めるために鉢底石を敷き詰めました。
鉢底石の上にブレンド土を敷く。ポイントは、バラを入れたときを逆算。「ウォータースペース」を意識する。この時点で、根の乾き防止も兼ねて、土に水をかけて湿らせて置きました。後で知りましたが、休眠期なので根への影響はないらしいです。
出来上がったら水が鉢底から染み出るまでたっぷり与えます。
余分な枝を切る
バラを移植する際のポイントがありました。それは根の大きさに合わせて木のサイズを調整することです。
まずは根を生やすことが最重要課題なので、枝に養分を取られないための処置。今回のつるバラは枝の本数が多いと感じたので、全体のバランスを見て太い枝を1本カットしています。
木のつけ根に穴が!
つるバラを掘り起こして根をよく見てみると、ボールペンサイズの穴をいくつか発見。この穴の犯人はおそらくカミキリムシ。中に何か居るのでは?と考えての水攻め。案の定中から小さな昆虫が数匹出てきました。
完成
わたしは敷地の南側の日中ずっと日が当たる場所に当バラを置きましたが、基本バラは太陽を好むからです。時期は2月の下旬。風の丘の庭は強風が吹きつける季節。そんな環境の場合は、不織布をかぶせて乾燥を防ぐとよいそうですが、そのまま様子を見ることにします。
今日のMEMO
今回でバラの鉢上げは2つ目。残りはあと1つとなりました。
>>2月下旬『つるバラ』を鉢上げしたい|伸びた根は切っても大丈夫だった